Windowsの共有フォルダにアクセスできない原因と対処法|確認する順番
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Windowsで共有フォルダにアクセスできないときは、「同じネットワークにつながっているか」→「パスの書き方は正しいか」→「共有の設定がオンか」→「ユーザー名とパスワード(資格情報)」→「アクセス権」の順に確認すると、原因を絞り込みやすくなります。会社のPCやファイルサーバーの場合は、設定を自分で変えずに社内の情報システム担当に相談するのが安全です。
この記事の前提
Windows 11を中心に説明しています。Windowsのバージョンや更新によって、設定画面の名前や場所が変わることがあります。会社のPCは管理者によって設定が決められていることが多く、自分では変えられない項目もあります。
目次
まず表示されているメッセージを確認する
エラーの文言で、原因の見当がつくことがあります。
| 表示の例 | 考えられる原因 |
|---|---|
| ネットワーク パスが見つかりません | 相手のPCが見つからない(ネットワーク・名前・共有設定) |
| アクセスが拒否されました/アクセス許可がありません | 権限が足りない |
| ユーザー名またはパスワードが正しくありません | 資格情報(ログイン情報)が違う |
| 組織のセキュリティ ポリシーによって… ゲスト アクセスがブロック | 認証なしの接続が制限されている |
メッセージは画面のメモやスクリーンショットで残しておくと、相談するときにも役立ちます。
1. ネットワークのつながりを確認する
- 自分のPCと、共有フォルダがあるPC(またはNAS=ネットワークにつなぐ記憶装置)が、同じWi-Fiや同じ社内ネットワークにつながっているか確認する
- 自宅や外出先から会社のフォルダを開く場合は、会社のVPN(=社外から社内ネットワークにつなぐ仕組み)に接続しているか確認する
- 相手のPCやNASの電源が入っていて、スリープになっていないか確認する
ゲスト用のWi-Fiにつないでいると、同じ建物の中でも社内の機器が見えないことがあります。
2. パスの書き方を確認する
エクスプローラーのアドレス欄に、次の形で入力して開けるか試します。
\\PC名\共有名
\\IPアドレス\共有名
- 円マーク(またはバックスラッシュ)2つで始まっているか確認する
- PC名で開けないときは、IPアドレスで試す(PC名の解決がうまくいっていない可能性が分かる)
- 共有名のつづり、半角・全角を確認する
PC名でだめでもIPアドレスで開けることがある
IPアドレスなら開ける場合は、名前でPCを探す仕組みの問題と考えられます。ショートカットやネットワークドライブの割り当てが古いPC名のままになっていないかも確認しましょう。
3. 共有の設定を確認する
ネットワークのプロファイル(種類)
Windowsでは、つないでいるネットワークを「プライベート」か「パブリック」かで区別しています。パブリックのままだと、他のPCから見つけにくい設定になります。
- 「設定」→「ネットワークとインターネット」を開く
- 使っているWi-Fiまたはイーサネットのプロパティを開く
- 自宅など信頼できるネットワークなら「プライベート ネットワーク」を選ぶ
カフェや駅などの公共のWi-Fiでは、パブリックのままにしてください。
ネットワーク探索とファイル共有
- 「設定」→「ネットワークとインターネット」→「ネットワークの詳細設定」を開く
- 「共有の詳細設定」を開く
- プライベート ネットワークの「ネットワーク探索」と「ファイルとプリンターの共有」がオンになっているか確認する
共有フォルダがある側のPCでも同じ設定を確認します。
4. ユーザー名とパスワード(資格情報)を確認する
共有フォルダを開くときに、相手のPCのユーザー名とパスワードを求められることがあります。
- 相手のPCに登録されているユーザー名とパスワードを入力する(自分のPCのものではない場合がある)
- 以前に違う情報を保存してしまった場合は、「コントロール パネル」→「資格情報マネージャー」→「Windows 資格情報」を開く
- 該当するPC名・IPアドレスの項目を選び、編集または削除してから、もう一度アクセスする
Windows 11の比較的新しいバージョンでは、パスワードなしの「ゲスト」としての接続が、安全のため既定で制限されるようになっています。古いNASなどでパスワードなしの共有をしていた場合、更新後に開けなくなることがあります。
安全のための設定は戻さない
ゲスト接続の制限を外したり、古い方式(SMB1など)を有効にしたりすると、ウイルス感染や情報漏えいの危険が高まります。NAS側でユーザー名とパスワードを設定する、機器のファームウェアを更新するなど、安全な方法で解決してください。分からない場合は、機器のメーカーのサポートやMicrosoftの公式情報を確認しましょう。
5. アクセス権を確認する
「アクセスが拒否されました」と出る場合は、そのフォルダを開く権限がない可能性があります。
- 共有フォルダがあるPCで、フォルダを右クリック →「プロパティ」を開く
- 「共有」タブ →「詳細な共有」→「アクセス許可」で、使う人に許可があるか確認する
- 「セキュリティ」タブでも、使う人に読み取りなどの許可があるか確認する
共有の許可とセキュリティの許可の両方で許可されていないと開けないことがあります。会社のファイルサーバーの権限は、自分では変えられないのが普通なので、管理者に依頼してください。
それでも解決しないとき
- 両方のPCを再起動する:一時的な不具合なら直ることがある
- Windows Updateの状況を確認する:更新のあとから開けなくなった場合は、そのことを相談するときに伝える
- セキュリティソフトの設定を確認する:独自のファイアウォール機能が通信を止めていることがある。勝手に無効にせず、設定の確認方法をソフトの公式サポートで調べる
- 会社のPCなら情報システム担当に相談する:エラーの文言、開こうとしたパス、いつから起きたかを伝えるとスムーズ
自宅のWi-Fiの調子が悪い場合は、自宅のWi-Fiが遅い原因と対処法も参考にしてください。社外から会社のネットワークにつなぐ仕組みについてはVPNは個人に必要かでも触れています。
まとめ
- まずエラーの文言を確認し、原因の見当をつける
- 同じネットワークにつながっているか、VPNが必要な環境かを確認する
- パスは「\\PC名\共有名」の形。PC名でだめならIPアドレスでも試す
- 共有の詳細設定、資格情報マネージャー、フォルダのアクセス権を順に確認する
- 安全のための制限は外さず、会社のPCは情報システム担当に相談する
設定画面の名前や場所は、Windowsの更新で変わることがあります。最新の手順はMicrosoftの公式サポートページで確認してください。