仕事効率化

スプレッドシートとExcelの違い|仕事でどちらを使うべきか判断基準を解説

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仕事効率化 スプレッドシートとExcelの違い|仕事でどちらを使うべきか判断基準を解説

Googleスプレッドシートはブラウザで動き、複数人での同時編集や共有がしやすい表計算ツール、Excelはパソコンのアプリとして動き、大きなデータや複雑な集計、マクロに強い表計算ソフトです。仕事では「チームで同じ表を更新し続けるならスプレッドシート」「社外とファイルでやりとりする、重い集計をするならExcel」と考えると選びやすくなります。この記事では、仕事で差が出やすいポイントを比較し、場面別の選び方を解説します。

目次
  1. まず全体像:何がどう違うのか
  2. 共同編集と共有のしやすさ
  3. 関数・機能の違い
  4. 動作の軽さ・大きなデータの扱い
  5. オフラインでの利用とセキュリティ
  6. 仕事の場面別:どちらを選ぶか
  7. ファイルをやりとりするときの注意
  8. まとめ

まず全体像:何がどう違うのか

比較の観点GoogleスプレッドシートExcel
提供元GoogleMicrosoft
主な使い方ブラウザ(Chromeなど)やスマホアプリパソコンのアプリ(Web版・スマホ版もある)
使い始めるのに必要なものGoogleアカウントMicrosoft 365などのライセンス(製品によって異なる)
保存自動でGoogleドライブに保存自分で保存(OneDriveなどに保存すれば自動保存も可能)
同時編集標準の使い方で可能OneDrive・SharePointに保存したファイルなら可能
自動化Google Apps ScriptVBA(マクロ)、Officeスクリプトなど
社外とのやりとり共有リンクで渡すことが多いファイル(.xlsx)で渡すことが多い

料金やプランの内容は変わることがあります。会社で使う場合は、Google WorkspaceやMicrosoft 365の契約内容を情報システム部門などに確認しましょう。最新の料金は各社の公式サイトで確認してください。

共同編集と共有のしやすさ

スプレッドシートの一番の強みは、同じファイルを複数人で同時に編集できることです。URLを共有するだけで、相手は同じ表を開けます。誰がどこを編集しているかもその場で分かり、「最新版はどれ?」というファイルのばらつきが起きにくくなります。

Excelでも、ファイルをOneDriveやSharePointに保存して共有すれば、複数人で同時に編集できます。ただし、ファイルをメールに添付してやりとりする使い方では、人ごとにファイルが分かれてしまい、どれが最新か分からなくなりがちです。

「最新版がどれか分からない」問題の解決

「ファイル名_最新_修正版.xlsx」のようなファイルが増えて困っているなら、ツールの違いよりファイルを1か所に置いて共有する運用に変えることが大事です。スプレッドシートでも、OneDrive上のExcelでも解決できます。

関数・機能の違い

SUM、IF、VLOOKUP、COUNTIFなど、よく使う関数の多くはどちらでも同じように使えます。違いが出るのは、一部の独自機能です。

種類スプレッドシートの例Excelの例
独自の関数IMPORTRANGE(別のスプレッドシートからデータを取り込む)、QUERY(SQLに似た書き方で集計する)、GOOGLETRANSLATE(翻訳)Power Query(データの取り込み・整形)、Power Pivot(大量データの集計)など
自動化Google Apps Script(JavaScriptベース)VBA(マクロ)
外部との連携Googleフォームの回答を自動で集計しやすいTeams、Outlookなど Microsoft 製品と連携しやすい

UNIQUEやFILTERのように、両方にある関数でも細かい動きが違うことがあります。Excelで重複のない一覧を作る方法はExcelで重複を削除する関数、VLOOKUPのエラーの直し方はVLOOKUPで#N/Aが出る原因と直し方で解説しています。

マクロ(VBA)は互換性がない

ExcelのVBAマクロは、スプレッドシートではそのまま動きません。スプレッドシートの自動化はGoogle Apps Scriptで作り直す必要があります。マクロを使った業務ファイルが多い職場では、移行の手間が大きくなるので注意しましょう。

動作の軽さ・大きなデータの扱い

一般的に、数万行を超えるような大きなデータや、関数が大量に入った重い表はExcelのデスクトップ版のほうが扱いやすいとされています。スプレッドシートはブラウザで動くため、データが大きくなると動作が重くなりやすく、1つのファイルに入れられるセルの数にも上限があります(上限の具体的な数は公式ヘルプで確認してください)。

一方、ちょっとした一覧表や、チームの進み具合の管理表などであれば、スプレッドシートでも困ることはほとんどありません。

オフラインでの利用とセキュリティ

  • オフライン:Excelのデスクトップ版はインターネットがなくても使えます。スプレッドシートも設定すればオフラインで編集できますが、事前の準備が必要です
  • 共有範囲の管理:スプレッドシートは共有が簡単な分、「リンクを知っている全員が閲覧可」のような設定で、意図せず社外の人が見られる状態になることがあります。共有設定はこまめに確認しましょう
  • 会社のルール:会社によっては、どちらかのツールの利用が禁止されていたり、社外への共有が制限されていたりします。必ず社内ルールに従ってください

仕事の場面別:どちらを選ぶか

場面おすすめ理由
チームで同じ表を毎日更新する(進み具合の管理、当番表など)スプレッドシート同時編集・自動保存で最新版が1つにまとまる
アンケートの回答を集計するスプレッドシートGoogleフォームと連携しやすい
取引先にファイルで提出するExcel相手がExcelで受け取ることを前提にしていることが多い
大量データの集計・分析Excel大きなデータの扱いや、Power Queryなどの機能が充実
既存のマクロを使った業務ExcelVBAがそのまま使える
会社がMicrosoft 365中心Excel(OneDrive上で共有)Teamsなどと連携しやすく、共同編集もできる

迷ったら、「誰と、どんな形で共有するか」から考えるのがおすすめです。社内のチームで使うならスプレッドシート、社外にファイルで渡すならExcel、と分けて使う職場も多くあります。

ファイルをやりとりするときの注意

スプレッドシートはExcel形式(.xlsx)で書き出せますし、Excelファイルをスプレッドシートで開くこともできます。ただし、次のようなものは変換で崩れたり動かなくなったりすることがあります。

  1. マクロ(VBA)や Google Apps Script
  2. 片方にしかない関数(IMPORTRANGE、QUERYなど)
  3. 複雑なグラフや条件付き書式、プルダウンの設定

変換したあとは、数式の結果やプルダウンが正しく動くかを必ず確認しましょう。Excelのプルダウンの作り方はExcelで連動するプルダウンの作り方で紹介しています。

まとめ

  • スプレッドシートはブラウザで動き、共同編集・共有・自動保存に強い
  • Excelはパソコンのアプリが中心で、大きなデータ・高度な集計・マクロに強い
  • よく使う関数はほぼ共通だが、独自の関数やマクロ(VBA/Apps Script)には互換性がない
  • Excelも OneDrive・SharePoint に保存すれば共同編集できる
  • 選ぶときは「誰と、どんな形で共有するか」と、会社のルールを基準にする

どちらか一方に決める必要はありません。用途に合わせて使い分けることで、仕事の手間を減らせます。

ツール使い方ノート 編集部

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